JAたけのこ部会黒木支部は、黒木町のJA黒木選果場で、出荷本格化に向けてタケノコの目合わせ会を開きました。23日から始まった連日集荷に合わせて、規格の高位平準化を図り、有利販売と生産者の所得増大を図ることが目的です。部会員ら約40人が参加しました。
タケノコの生産量日本一を誇る同部会では、現在、4㎏規格のものが日量5~8t、同市立花町のJA光友選果場に持ち込まれ、関西や関東の市場に出荷されています。3月中旬までの集荷量は、29t(前年比198%)と部会全体では表年となっています。
販売では、新型コロナウイルスの影響は特になく、生協の宅配販売や量販店での販売も順調。最盛期を迎える4月上旬までの注文も多く入っており、JAでも、最後まで出荷量を切らさないよう生産者に呼びかけています。
目合わせ会では、今後集荷が始まる10㎏規格について、実物を並べて確認しました。「青果」「規格外」「ロクダチ」(中切りタケノコ)に分けて集荷することや、根切りが悪いもの、親なしについては出荷しないよう、家庭での選別を徹底することを申し合わせました。
同部会の石田清教支部長は「昨年の潤沢な雨もあり高品質なタケノコが期待できる。最盛期に向けてたくさん収穫・出荷できるよう準備していきたい」と話していました。