JAでは、JA自己改革の基本目標である「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」への取り組みの一環として、各営農指導員が担当する作物の年間生産計画「マイプラン」をそれぞれ独自に作成し、それを基に営農指導を行っています。
マイプランは、営農指導員が各品目の反収アップを基本に、重点目標設定。また、それぞれが担当する地区内から重点農家を2、3件選定し、複数年間の生産状況の変化、要因を分析し、優良事例はモデル化、課題事例は次年度に向けた取り組み策定に役立てています。
JAは3月24日、令和元年度マイプラン報告会を開きました。全営農指導員34人が参加し、茶、花き、キウイフルーツ、イチゴ、水稲、梨、レタス、ブドウ担当の代表者8人が元年度マイプランの実績を発表しました。
各品目とも、生産量向上、品質向上に向けた指導、取り組みを重点的に行いました。また、重点農家の実績を分析し、課題を明確にしました。
いくつかの品目では、スマートフォンアプリの「LINE」を利用し、全部会員に適期作業のタイミングを知らせたり、優良事例や病害虫情報などを写真や動画で共有したり、生育状況を受信した写真で確認しながら営農指導するなどの活用事例が報告されました。
辻満晴JA営農指導部長は「営農指導員それぞれの指導力向上が農産物の品質向上、販売単価アップに繋がる。それぞれが抱えている課題解決に向け、次年度のマイプランをしっかり策定し営農指導にあたってもらいたい」と話しました。
