「八女市の農業・農村の活性化をめざす女性の会」は2月10日、八女市の農地で「農作業安全講習会(トラクター編)」を開きました。トラクターなど、農業用機械による事故を軽減するための安全意識と行動の統一を図り、今後の農作業につなげることが狙いです。
約30人の会員が参加した講習会では、JA職員や農機具メーカー職員を講師に招き、実際にトラクターを操縦するなどして農業機械使用時の注意点を学びました。
事故の防止策として、段差や用水路など農地の危険箇所の事前チェックをはじめ、道路走行前に左右のブレーキペダルを連結すること、農地に入る際は前進しながら直角に入ること、などを確認しました。
地域農業を担う女性の育成に力を注ぐ同会では、安全に作業ができるよう、特に使用頻度が高い農業機械を扱った講習会を学校給食向けのジャガイモ定植作業時に毎年開いています。
同会の内野幸会長は「トラクターの安全な操縦技術を学ぶことで、女性が自主的に農業を続けていけるよう今後も取り組んでいきたい」と話していました。