JA管内の女性農業組織「八女市の農業・農村の活性化をめざす女性の会」は、地域農業の担い手として、精力的な活動が実を結び、昨年11月、第18回福岡県男女共同参画表彰の「女性の先駆的活動部門」で表彰を受けました。同市の農業分野の団体として初受賞となりました。
同会は、JA女性部メンバーを中心に2001年に設立し、現在57人で構成。男性の補助的役割ではなく、「農業を担う女性」の育成を目指して、さまざまな活動を展開しています。農業用機械の操作方法を学ぶ講習会や、八女市内の小学校・保育所児童との収穫体験、自ら育てた農作物を学校給食に提供する食育活動などを通して、地域貢献や、女性農業者の自立へ繋げています。
同会の中には、大型重機オペレーターの資格取得者をはじめ、農業委員会会長、JA理事、農業委員で活躍するメンバーもおり、女性農業者の社会進出にも貢献しています。
同会では、2月10日に、同市の約12aの畑にジャガイモ約150㎏を定植。畝立てやマルチシートを敷く作業を協力して進めました。児童との収穫体験を6月頃計画しており、学校給食にも提供される予定です。
内野会長は「女性だけでも農作物を生産できるこの活動が大きな自信へと繋がり、地域において女性が役割を担うモデルとなっていきたい」と意欲を見せています。