八女市立花町の立花ワイン株式会社で、１１月中旬から、冬季限定商品「生キウイワイン」の販売が始まりました。福岡県産キウイフルーツ「ヘイワード」のみを使用し、果実本来の甘みと酸味の絶妙なバランス、香り高さで消費者から人気のワイン。お歳暮などギフト用に注文する購入者も多いです。
１本７２０㎖を１,６５０円（税込）で約１,５００本の限定販売。アルコール度数は７％。工場に併設した直売所やホームページ、地元道の駅などで、来年３月下旬までの販売を予定しています。
「生キウイワイン」は、通常のワインと違い、瓶詰め時に加熱処理をしないため、キウイのフルーティーさがそのまま残ります。また、酵母が生きているため、発酵による微炭酸の刺激も味わえます。
製造では、甘さと飲みやすさを追求するため、早い段階で発酵を止めることで、アルコール度数を少なく抑えると同時に糖度を残したまま瓶詰めします。
また、果肉や酵母をできるだけ残さないよう、ろ過を十分にし、発酵しづらくすることで、ワインの甘みを保たせます。
同社の牛嶋竜也工場長は「今年産のキウイフルーツは、酸味が柔らかで、例年よりフルーティーな味わいに仕上がっている。季節限定の濃厚な味を楽しんでほしい」と話します。常温だと再び発酵が始まるので冷蔵庫での保管が望ましいです。
問い合わせは立花ワイン株式会社。八女市立花町兼松７２６。電話０９４３（３７）１０８１、ＦＡＸ０９４３（３７）１６１０まで。定休日は火曜日。
キウイフルーツの他にも、さまざまな地元産農産物を使ったワインを製造している同社。今後は、イチゴ「博多あまおう」を使った生ワインの製造を予定しているほか、イチゴワインのアイスクリームやイチゴワインのロールケーキも今年から発売中で、人気を博しています。