JA女性部が運営する、JA助け合い組織活動「あんしん広場」の参加者が、6年間で年々増加し、各地区で活動が活発となっています。
「あんしん広場」(以下:同活動)は、女性農業者の負担を軽減し、女性がゆとりを持って農作業に取り組める環境づくりを目的として、平成25年に発足。認知症予防のための健康体操など、地域に住む元気高齢者への福祉活動に取り組んでいます。
平成30年実績によると、同活動への参加者数は、発足当初の93人から、6年間で282人にまで増加。県内におけるJA助け合い組織活動の中でも上位を占めます。また、年間活動実施回数は、19回と、県内JAではトップです。
管内の全8地区で開かれる同活動は、女性部員やJA女性理事、JA職員など約50人で運営しています。地域住民の元気高齢者なら誰でも参加が可能です。「介護予防運動指導員」の資格を持つ、JA介護福祉センター職員による健康体操の他、スカットボール、「家の光」の記事を活用した手芸品作りなど、各地区の特性を生かしながら多岐に活動しています。
また、管外の女性部組織と積極的に意見交換も行っています。11月21日には、JAさがの助け合い組織「楠の会」の視察研修を受け入れ、活動内容の情報交換や、参加の呼びかけの方法、会費などについて話し合いました。
同活動の山村佳代子会長(広川地区)は「運営する会員が参加者と一緒になって楽しむという姿勢が、現在の参加者増につながっていると思う。より多くの人に浸透し、今後は実施回数を増やしていきたい」と意欲を見せています。