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出荷本格化に向けて冬春ナス目合わせ会開く

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JA職員説明のもと、入念に規格を確認する部会員
JA職員説明のもと、入念に規格を確認する部会員

 冬春・夏秋の作型で年間を通じて「博多なす」を栽培するJAなす部会は、冬春ナスの出荷本格化に向けて、10月23日、出荷規格目合わせ会を開きました。家庭内での選果・選別を徹底することで、高品質による有利販売・消費拡大につなげようと、JA管内の筑後・立花・黒木の3地区を対象に開きました。

 立花町で開かれた目合わせ会には、部会員約40人が参加しました。JA担当職員が、長さ・太さ・曲がり具合・傷の大きさなどについて、等階級ごとに細かく分けたサンプル用のナスを使い丁寧に説明。参加者は意見を交換しながら、選果基準や品質基準を入念に確認しました。

 同部会では、令和元年産冬春ナスを86人が約16haで作付け。今年産は、夏場の台風や豪雨の影響で生育が心配されましたが、現在まで順調な出荷が続いており、JAなす広域選果場には、日量7t前後が持ち込まれています。年内では11月上旬に、全体では5月に出荷ピークを迎える見込みです。

 同部会では、受粉作業が不要で秀品率が高い単位結果性品種「PC筑陽」の作付けを推進。今年産冬春ナスにおける同品種の生産割合は97%(昨年産は85%)と、作付けを拡大することで、作業の省力化や生産基盤の維持に努めています。

 益本秀明部会長は「病害虫など、『PC筑陽』の栽培面での課題をみんなで克服し、規格をしっかり統一することで、高品質な「博多なす」出荷に備えていきたい」と話していました。


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