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「日本一の梅干し」をキャッシュレス決済で!

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キャッシュレス決済での梅干し販売をPRする亮介さん
キャッシュレス決済での梅干し販売をPRする亮介さん

 立花町谷川の梅農家、平島年則・洋子さん夫妻が営む「平島農園」では、自家製梅干しを、県内で先駆けて、キャッシュレス決済で販売しています。農園では、今年8月1日から福岡県など全国4県で導入されたQRコード決済の統一規格「JPQR」を採用しています。「JPQR」では、「LINEPay」「ゆうちょペイ」「メルペイ」「auPAY」などが準拠しており使用可能です。購入客のスマートフォンに入ったアプリから、平島農園の店頭に置かれたQRコードを読み取り、指定された金額を支払うだけで決済できます。また、今年10月から始まった消費税率引き上げに伴い、QRコード決済で支払った購入客に、5%ポイントが還元されます(令和2年6月まで)。

 平島農園では、全国でも希少な「七折小梅」を栽培。同品種を漬けて作られた梅干しは、平成23年に大分県で開かれた「第6回全国梅干しコンクール」(4年に1回)で『最優秀賞』を受賞。平成27年の第7回では『入賞』を果たしています。ミネラル塩とシソだけで漬ける無添加の梅干しは、昔ながらのまろやかな味わいが魅力。JAふくおか八女農産物直売所「よらん野」でも販売されており、人気商品の一つです。

 農園では、受賞後に購入客が急増したことや、来年開かれる東京五輪による訪日外国人客の増加を見込んで、キャッシュレス決済による販売に今年8月から乗り出しました。

 梅干しの加工・販路開拓を担当する平島さん夫妻の息子、亮介さんは、QRコードでのキャッシュレス決済について「現金を持ち歩かなくて済む、ポイントが還元され結果的に増税以前より低価格で購入できる」といった消費者側のメリットに加え、「レジでの現金管理が不要になり楽になったし、農園のメールに支払いデータがすぐ送られてくるため、売り上げの管理がスムーズになった」と店側のメリットについて話します。また、書類の審査や端末機の準備などに手間がかかるクレジット決済などに比べ、QRコード決済は、低コストで簡単に導入できるそうです。

 現金でも梅干しを販売している同農園では、これまで、約50人がQRコード決済で購入しました。「梅干しを購入するお客さまは、ご年配の方が多いので、そういった高齢者層にキャッシュレス決済を普及する方法が難しい」と課題も口にします。

 亮介さんは「増税後は、どのお店でも消費が冷え込む傾向がある。キャッシュレス決済で5%ポイントが還元されるメリットなどを積極的にPRしていくことで、スーパーの店頭には少ない、無添加の梅をより多くの消費者に売り込んでいきたい」と力を込めます。


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