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Channel: JAふくおか八女
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盆出荷に合わせてスプレーマム栽培講習会開く

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盆出荷に向けて生育状況を確認する参加者
盆出荷に向けて生育状況を確認する参加者

 JAプリンセスマム部会は5月21日、八女市で夏秋スプレーマムの栽培講習会を開きました。

 盆出荷に向けて現在の生育状況を確認し、電照ハウス内の消灯時期など、今後の栽培管理について申し合わせました。部会員やJA職員など約30人が参加しました。

 講習会では、部会員のハウス2か所を巡回。4月中旬~下旬にかけて定植したスプレーマムの現在の草丈など、生育状況を確認しました。JA花き課の担当職員が、草丈25~30cmを目安に消灯すること、8月下旬以降の作型については開花が早くなるため消灯時の草丈を長くすることなどを説明しました。また消灯後に散布するわい化剤の散布時期や、「セイパレット」など各品種の特性についても確認しました。

 同部会では現在、盆出荷に向けて夏秋スプレーマムを約30人が約130a作付けしています。スプレーマムは、芽摘み作業が不要など輪ギク栽培よりも労力がかからないことから、新規栽培者が増加傾向にあります。年間を通して出荷しており、盆や彼岸、年末・正月に最盛期を迎えます。

 JA担当職員は「日中の気温が高くなる今後は、病害虫の防除や葉焼け対策など管理を徹底して、高品質なキクの出荷に努めてほしい」と呼びかけていました。


八女地域の農業振興推進へ総会開く

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第23回八女地域農業振興協議会総会
第23回八女地域農業振興協議会総会

 JAや八女地域の農業関係機関で構成する八女地域農業振興推進協議会は5月24日、JA本店で「第23回八女地域農業振興推進協議会総会」を開き、JAや行政、関係機関職員ら60人が参加しました。

 八女地域の農業関係機関が一体となり、市町農業施策の円滑な推進を図るとともに、農業指導の一元化を図り、新しい時代を展望した個性的で多様な地域農業を振興しようと開いた総会では、平成30年度の各専門部会活動報告として、策定初年度となった「第5次八女広域農業振興計画」の重点項目である「生産力の強化による農業所得の増大」「八女地域農産物の販売・消費の拡大」「意欲ある担い手の育成・確保」「魅力ある地域農業・農村づくりの推進」の4つの事項を中心に各専門部会が取り組んだことが報告されました。

 また、30年度の事業報告、収支決算書、令和元年度の事業計画、収支予算案など全5号議案を協議し、全て承認しました。

 会長の鵜木髙春JA組合長は「近年の農業を取り巻く情勢は大きく変化しており、担い手の減少や農産物の価格低迷など多くの課題が浮き彫りとなっている。これらの課題を解決すべく『第5次八女広域農業振興計画』に基づき各関係機関と連携を強化し、地域農業の振興に取り組んでいく」と力強く話しました。

色鮮やかスモモ「大石早生」初出荷

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色鮮やかなスモモ「大石早生」を初出荷した井手栄作さん
色鮮やかなスモモ「大石早生」を初出荷した井手栄作さん

 JAすもも部会で5月24日、令和元年産スモモの出荷が始まりました。品種は、部会の主力品種「大石早生」。糖度と酸味の絶妙なバランスと爽やかな食味が特徴です。この日は25.2kg(1.2kg×21ケース、300g×84パック)を、黒木町のJA黒木選果場から関西方面の市場へ初出荷しました。8月いっぱいまで202t(前年比103%)の出荷を見込んでいます。

 今年産は、生育期の天候に恵まれ、玉太り、色つきともに良好で例年以上の高品質なスモモに仕上がっています。

 同部会は、井手新次郎部会長を中心に59人が約16haで作付け。うち27人がハウス栽培でスモモを生産しています。部会では、食味を重視し色づき具合を厳正に確認しながら適熟収穫に取り組んでいます。また、安全・安心なスモモを消費者に届けようと、GAP(農業生産工程管理)を徹底し、栽培管理強化に努めています。

 複数の品種をハウス・露地に作付けすることで、3カ月という長期間にわたり安定した出荷を行う部会では、今後6月上旬から露地物の「大石早生」の出荷が開始。その後、果肉が赤く糖度の高い「ソルダム」と大玉でフルーティーな香りが特徴の「サンタローザ」が6月中旬から、生産が難しく希少価値の高い「貴陽」が6月下旬、果実全体が赤い「太陽」が7月中旬と出荷が続きます。

 スモモを初出荷した井手部会長は「今年産は例年以上に大玉傾向で収量・品質ともに上出来だ。適熟収穫を心掛け、最高品質のスモモを消費者に届けていきたい」と話していました。

女性の声をJA運営に生かす 女性部プレ総代会

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多くの女性総代が参加したプレ総代会
多くの女性総代が参加したプレ総代会

 JAは5月23日、「女性総代によるプレ総代会」をJA八女西支店で開きました。6月27日に開かれる通常総代会に向けて、資料の概要や提案内容について理解を深め、質問などをまとめてもらおうと開きました。今年が3回目の開催で、女性総代61人とJA役職員が出席しました。

 プレ総代会では、4月から管内各地区で開いた集落座談会等で説明をしている通常総代会資料(要約版)を使用。JA役職員が議案内容や平成30年度財務諸表、令和元年度事業計画を説明しました。

 また、昨年11月のJA福岡県大会で決議された「県域オールJA構想」の進捗状況についても報告があり、出席者はメモをとるなどして熱心に聞いていました。

 質疑応答では、女性総代から「JAが決めた経営方針をより確実に女性部に届けてほしい」との声や、Aコープなど各店舗の経営状況などについて質問が挙がり、活発に意見が交換されました。

 鵜木髙春JA組合長は「総代会はJAの最高意思決定機関。地域にならなくてはならないJAを目指すために、1人でも多くの方に出席し意見を出してもらうことで、女性総代の声を今後の経営に生かしていきたい」と述べていました。

夏野菜グリーンレイシ出荷始まる

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色艶良く高品質に仕上がったグリーンレイシ
色艶良く高品質に仕上がったグリーンレイシ

 JAグリーンレイシ研究会で5月16日から、夏野菜グリーンレイシの出荷が始まりました。24日には、管内の集荷場2か所に、計41ケース(1ケース3㎏)が持ち込まれ、九州や関西、中国地方の市場に出荷されました。ハウス栽培では6月下旬から7月中旬、露地栽培では7月下旬から8月下旬まで最盛期を迎え、130tの出荷を見込みます。

 24日は、立花町と黒木町で出荷説明会・栽培管理講習会を開き、約40人が参加しました。栽培管理では、梅雨入り前の防除や排水対策の徹底、販売対策では、他産地の動向を見ながら早めの売り込みで有利販売を狙うことなどを確認しました。また、生産者の園地を巡回し生育状況を確認。JA担当職員が今後の管理法について説明しました。

 同研究会では、令和元年産は50人が約6haに品種「えらぶ」を作付けします。今年産は生育期の好天に恵まれ、霜害や低温障害も少なく果実肥大や色艶ともに高品質に仕上がっています。研究会では出荷が本格化する今後も、地区ごとに栽培講習会や目合わせ会を開き、品質や収量確保に努めていきます。

 JA園芸指導課の担当職員は「今後は、害虫防除やハウス内の温度管理を小まめに行い、高品質なグリーンレイシを出荷してほしい」と話していました。

出荷本格化を控え生育状況を確認する生産者ら
出荷本格化を控え生育状況を確認する生産者ら

JAとハイジ福祉会が農福連携で地域の農業守る

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ガーベラの栽培を通して交流を深める利用者(写真㊧)と栗原さん
ガーベラの栽培を通して交流を深める利用者(写真㊧)と栗原さん

 八女市の社会福祉法人「ハイジ福祉会」(山口由紀子理事長)は、JAと協力して、地域の農業生産基盤の確保や障がい者の社会参画を支援しています。

 同会では自ら、作業施設「フラワーパッケージセンター」と農業用ハウスを所有し、障がいを持つ利用者の方を雇用しています。JA花き部会八女FPCガーベラ部とシンテッポウユリ部が同会と契約し、同センター内でのパッケージ作業を委託。また、同会がJAの正組合員となり、ハウスでガーベラとミディトマトを生産・出荷します。農家やJAにとっては労力軽減・生産拡大につながり、同会にとっては利用者の方の収入を確保できると同時に、農業を通じて利用者に地域との交流や社会参画の場を提供できます。

 就労継続支援A型の同センターでは、15人の利用者の方がガーベラとシンテッポウユリのパッケージ作業を周年で行います。利用者の方には最低賃金が支給され、雇用保険や有給休暇も付与されます。労働時間は週5日で8時~17時。農繁期など季節によって変わり、ガーベラは年間約200万本、シンテッポウユリは約30万本の作業を受託します。利用者の方は同センターで仕事に対する知識や技術を学び、最終的に一般就労への移行を目指します。現在まで2人が一般企業へ就職しています。「福祉法人がJA傘下の部会と契約し、パッケージセンターとして施設を所有しながら雇用を創出する取り組みは全国的にも珍しい」と同会施設長の山口隆充さんは話しています。

 またハウスでは、利用者の方がガーベラを127,000本、ミディトマトを15,000㎏JAへ出荷します。年間を通して作付けできるため安定した収入が見込める他、組合員としてJAを通して出荷することで「農業に参入する福祉法人にとって最大の課題」(山口さん)である安定した販路も確保できます。

 同会の職員で、ハウスの栽培管理を担当する栗原秀徳さんは「利用者の方が農作業を通して生産者など地域住民と交流を深めることで、働くことの喜びや活力を見出してくれたらうれしい」と話しています。

 同会は設立13年目。同センターでの委託作業は平成29年から始め、生産者の持ち込み数も年々増えています。ハウスでの栽培は平成30年から始めました。山口さんは「農家の人手不足が深刻化する中、活動を通して地域農業の活性化と障がい者の自立支援の両立を目指していきたい」と話していました。

品質上々!夏秋ナス出荷順調

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高品質な夏秋ナスの出来映えを確認する堀下代表
高品質な夏秋ナスの出来映えを確認する堀下代表

 JAなす部会で、4月29日から始まった令和元年産夏秋ナスの出荷が順調です。30日、立花町のJAなす広域選果場では、日量1tが持ち込まれ、中国地方の市場に出荷されました。最盛期の8月には日量3~4tを見込みます。販売数量330t、販売金額1億1,800万円を計画します。

 同部会では、冬春・夏秋の作型で年間を通じ出荷しています。夏秋ナスは、今年産は44人が約4haに作付けします。生産者の高齢化に伴い作付面積が年々減少する中で、受粉作業が不要で省力的な単為結果性品種「PC筑陽」の作付けを進めることで、収量維持に努めています。ハウス栽培の約9割が同品種です。

 同部会の堀下孝幸夏秋なす代表は、黒木町で8a作付け。年間で約10tの夏秋ナスを出荷しています。堀下代表は今年産の出来について「好天に恵まれ実止まり・色艶ともに良い。昼夜の気温差が大きい中山間地の特性を生かし、今後も高品質なナスを出荷したい」と話しています。

 同部会では、生産工程管理によるチェック体制や残留農薬分析の抜き打ち検査、土壌分析などにより、安全安心なナス栽培に努めています。

 JA担当職員は「「『PC筑陽』は夏秋ナス向きで単価も安定している。夏場の高温対策などに取り組み、高品質なナスを出荷してほしい」と話していました。

粒の甘さ凝縮 スイートコーン「恵味」出荷始まる

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出荷前のスイートコーン「恵味」を手に笑顔の権藤さん
出荷前のスイートコーン「恵味」を手に笑顔の権藤さん

 JA稲富集荷場で、スイートコーン「恵味」の出荷が始まりました。粒の柔らかさと糖度18前後の甘さが魅力で、生でも食べられます。29日は、25箱(1箱4・5㎏)が持ち込まれ、JA農産物直売所「よらん野」などに出荷されました。今後は関西・中国・九州地方の市場を中心に6月下旬まで約4・6tを出荷します。

 令和元年産は、生育期の少雨や乾燥の影響でやや小ぶりですが品質は良好。粒がレモン色で光沢があり、食味の良いトウモロコシに仕上がっています。JA販売担当の職員は「スイートコーンは旬が約1カ月と短い。市場と取引しながら、高値での販売で生産者の所得増大に努めていきたい」と意気込みます。

 JA管内では、今年産は露地・ハウス栽培合わせて18人が約1haに同品種を作付けします。この日集荷場に持ち込んだ権藤哲明さんは八女市で15aに栽培します。権藤さんは「天候を小まめに確認するなど、防除のタイミングに気を配っている。「恵味」独特の甘さを味わって欲しい」と話していました。JA同直売所では今後、6月8日と9日に、新鮮な同品種が特価で試食・販売される「スイートコーンまつり」が開催される予定です。


「今こそ農業塾」を更新しました

「不動産情報」を更新しました

初夏の味覚スモモ「大石早生」出荷最盛!

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色づき良好な高品質スモモ「大石早生」出荷最盛
色づき良好な高品質スモモ「大石早生」出荷最盛

 JAすもも部会で5月24日に出荷が始まったスモモ「大石早生」が最盛期を迎えています。部会の主力品種「大石早生」は8月まで続くスモモの出荷リレーの一番手を務め、糖度と酸味の絶妙なバランスと爽やかな食味で初夏の味覚と大人気です。通常の出荷期間はわずか2週間ぐらいと非常に短いため、部会では、前半はハウス物、後半は露地物を出荷し6月中旬まで出荷しています。

 同部会は、井手新次郎部会長を中心に59人が約16haで作付け。うち27人がハウス栽培でスモモを生産しています。部会では、食味を重視し、他産地より若干収穫を遅らせ、熟度を進めてから収穫します。この生産者の適熟収穫の徹底により、色づき良く、大玉、高糖度で食べ頃のスモモを出荷しているため、品質が評価され、市場では他産地産より高値で取引されています。

 現在は、ハウス「大石早生」が連日出荷されており、6月中旬まで露地物の「大石早生」の出荷が続きます。その後、果肉が赤く糖度の高い「ソルダム」と大玉でフルーティーな香りが特徴の「サンタローザ」が6月中旬から、生産が難しく希少価値の高い「貴陽」が6月下旬、果実全体が赤い「太陽」が7月中旬と出荷が続きます。

 JAの営農担当職員は「夜温が上がってくると、成熟が急速に進むので、熟度を厳正に見極め、適熟収穫を徹底し、高品質なJAふくおか八女のスモモを消費者へ届けたい」と話していました。

JA就農支援センター第4期生退所&第5期生入所式

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就農支援センター第5期生(左から室園桜さん、室園周作さん、豊福さん、田代さん、塚本さん、今村さん、川村さん)
就農支援センター第5期生(左から室園桜さん、室園周作さん、豊福さん、田代さん、塚本さん、今村さん、川村さん)

 JAは5月31日、JA自己改革の基本目標である「農業生産の拡大」に向けた事業の一環として優れた担い手の育成に取り組んでいるJA就農支援センターで、1年間の研修を終えた第4期生4人が退所式を迎えました。また、同日、就農に意欲を燃やす第5期研修生7人の入所式を開きました。第4期生、第5期生をはじめ、農家指導員を務めた茅島博敏さんやJA、行政などの関係者ら約40人が参加しました。

 JA就農支援センターは新規就農希望者を対象に、農業・経営に関する技術や知識習得に向けた研修を行う施設として平成27年9月に開所。JA管内で就農を目指す新規就農希望者を受け入れ、農業実習や座学など1年間の栽培研修を実施し、優れた担い手の確保と地域農業基盤の維持発展に向けて取り組んでいます。

 第4期卒業生はイチゴ生産者となる大月繁雄さんと大月直美さん、髙山建人さん、金谷栄作さんの4人。卒業生4人は、それぞれJA斡旋の遊休ハウス等を活用し、管内で就農しています。

 卒業生の1人、髙山さんは「この1年間の研修でこれからの自分たちの営農を思い描く力を養うことができたと思う。研修で特に思い出深いのがJAふくおか八女農業振興課の皆さんが就業後にもかかわらず、みんな笑顔でビニール張りを手伝ってくださったことがありました。『農業は1人ではできない。仲間と助け合い、地域の中でやっていくものだ』ということ身を持って勉強させていただきました。今後、必ず生産が上手くいくという保証はありません。災害にあわないとも限りません。この1年間の研修を糧に茅島先生の教え子で就農支援センターの卒業生であることに誇りと自信を持って営農に励んでいきたい」と力強く話していました。

 第5期生は、イチゴ生産者を目指す田代広樹さん、塚本康博さん、豊福一郎さん、室園周作さん、室園桜さんとトマト生産者を目指す今村達典さん、川村晃矢さんの7人です。

 入所式では、1年間の研修カリキュラムなどの説明を行い、第5期生7人は、それぞれの意気込みを発表しました。

 研修生の1人、豊福さんは「今年は研修生が例年の定員を超えて7人の研修生を受け入れていただいた。JAふくおか八女の皆さんの期待に応えられるように頑張りたい。私はおそらくこの中で年長だと思うので(55歳)『私のような年齢であっても就農できる」ということを示したい」と抱負を語っていました。

 鵜木髙春JA組合長は「4期生の皆さんは1年間の研修を経て、しっかり成長してくれた。農業というものは、ここで学んだことだけでは難しい面もたくさんある。皆さんには困難にぶつかったときに力を貸してくれるJA営農指導員や茅島先生、部会員の仲間がついている。仲間たちとの協同精神を大切に、いろんな活動で八女地域の農業を盛り上げていってほしい。第5期生の皆さんは1年後、今それぞれが思い描いている営農の姿を実現できるよう研修に一生懸命励んでほしい」と激励しました。

 就農支援センターでは、これまでに第1期生5人、第2期生5人、第3期生3人が卒業後、管内で就農しています。

令和2年度 JAふくおか八女職員2次募集

ブルーベリー有利販売へ出荷目合わせ会開く

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出荷規格について確認する参加者
出荷規格について確認する参加者

 JAブルーベリー研究会は、6月5日、JA星野地区センターで令和元年産ブルーベリーの出荷協議会と出荷目合わせ会を開きました。適熟収穫やパック詰め作業、出荷規格を統一し、高品質なブルーベリー出荷で有利販売を狙います。研究会員13人が参加しました。

 JA管内でブルーベリーの出荷は、青果は5月30日から始まり、冷凍果実は6月12日からを予定します。7月下旬に最盛期を迎え、10月上旬まで約5tを福岡と大阪の市場に出荷します。

 今年産は、少雨の影響で果実はやや小玉だが、水分が少ない分糖度が12~13度と甘く、高品質に仕上がっています。梅雨時期の雨で果実肥大も回復することが予想され、豊作だった昨年と同じく高収量が期待されます。

 説明会では、参加者は出荷要領や収穫・パック詰め・出荷作業についての注意事項を申し合わせました。目合わせ会では、大きさごとに机に並んだ実物を見ながら、出荷に適した規格や品質について意見を交換しました。

 同研究会では、八女市星野村の生産者を中心に今年産は18人が約1haに作付けします。約300種類ある品種の中から、同村の酸性土壌に適した品種を5つほど選び栽培します。現在出荷しているのは「デューク」など食味に優れるハイブッシュ系の品種。今後は「ブライトウェル」などの大玉で収量性の高いラビットアイ系が続きます。同研究会の山口耕一会長は「ブルーベリーは防除の手間が掛からず、栄養価も高い。有利販売でより多くの消費者に高品質なものを届けたい」と話していました。

【ジャフィーくんの部屋】福岡の八女茶 玉露ボトル缶がコンビニで販売されるよ!


甘い旬の味をお届け!「よらん野」スイートコーンまつり

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スイートコーンの試食を楽しむ来店者の子ども
スイートコーンの試食を楽しむ来店者の子ども

 甘い旬の味を消費者にお届けしようと、JA農産物直売所「よらん野」は、6月8、9日の両日「スイートコーンまつり」を開きました。2日間の来店者数は4,700人で、販売本数は約6,400本でした。特価販売されたスイートコーンや野外特設コーナーでの焼きたてのトウモロコシを買い求めようと、多くの来店者が殺到し、会場は大盛況でした。

 販売したのは、フルーティーで甘みに深みがあり、鮮やかな黄色で光沢のある「恵味(めぐみ)」です。JA管内で栽培された新鮮なスイートコーンを並べ、バラ売りをはじめ、3本入りの袋売りや箱売りなどさまざまな形で販売しました。

 店頭では、電子レンジで温めるスイートコーンのおいしい食べ方を紹介したカードを配布した他、販売スペース横には価格一覧表を設置し、来店者が買い求めやすいように工夫しました。また、野外特設コーナーでは焼き立ての他、スイートコーンを使ったパンなども販売し、会場は甘くて香ばしい香りに包まれました。

 親子で来店し、試食・購入した来店者の一人は「JA産のスイートコーンはとても甘くておいしい。毎年箱で買って家族で食べている」と笑顔で話していました。

児童が地元特産品ブドウの摘粒作業を体験

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摘粒体験を楽しむ児童と青年部員
摘粒体験を楽しむ児童と青年部員

 JAぶどう部会青年部黒木地区が6月11日、青年部が管理する約15aのブドウ苗床ハウスに八女市立黒木西小学校4年生18人を招き、地元特産品であるブドウについて学んでもらおうと、ブドウ「種無し巨峰」の摘粒作業体験を開きました。

 この体験は、摘粒や収穫を通して、児童に地元特産品について学んでもらうとともに農業の大切さや魅力を伝えようと、青年部と小学校が協力して毎年開いています。

 摘粒体験では、各班に分かれた児童たちに青年部員がつき、適粒作業のやり方やコツを熱心に指導。児童は、房の中に入り込んだ粒をハサミで器用に切り取り、きれいな卵形の房になるよう作業に励みました。

 体験は、青年部が共同で管理するハウス内の1本の木を平成20年に同小学校へ贈呈したのが始まり。ハウスは同小学校の通学路に面しており、児童たちは、毎日ブドウの成長過程を観察するとともに、日々管理している青年部員たちとの交流も楽しんでいます。作業を体験した鴫山陽向くんは「きれいに切り取るのが難しかったけど楽しかった。収穫して早く食べたい」と笑顔で話していました。

 作業を終えた児童に対し、加藤聖二部長は「夏休みが終わるころには大きくておいしいブドウが収穫できると思うので、楽しみに待っていてほしい」と話していました。190611児童が地元特産品ブドウの作業体験 (2)190611児童が地元特産品ブドウの作業体験 (3)

もも部会女性部がよらん野店頭で桃試食販売会開く

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試食後、桃を手に取る来店者
試食後、桃を手に取る来店者

 JAもも部会は6月9日、JA農産物直売所「よらん野」で、「桃の試食販売会」を開きました。同日には「スイートコーン祭り」も開かれており、店内を埋め尽くすほどの来店客で大盛況でした。

 「桃の試食販売会」では桃のおいしさを実感してもらおうと、同部会の女性部員らが来店客に桃「日川白鳳」の試食を勧めPR販促を行いました。

 試食した来店者は「やっぱりこの時期は甘くてジューシーな桃が食べたくなりますね」と桃のおいしさを確認した後、店頭に並ぶ新鮮な桃を買い求めていました。

 今年産は、春先の気温上昇、寒の戻りなど気温変動が大きかったものの、生産者のハウス内の徹底した温度管理により順調に生育しました。糖度も13度と高く、食味良好に仕上がっています。現在、店頭に並んでいる桃は主力品種「日川白鳳」の施設栽培ものです。出荷される桃は全て、光センサーで糖度・熟度別に厳正に選果されています。

 同部会は59人で約14.5ha栽培しており、今年、ハウス・露地物合わせて出荷量155tを見込んでいます。

 JA担当職員は「桃は収穫の適期が短いので、園地の巡回など栽培管理を小まめにすることで、適熟収穫に努め、新鮮でおいしい食べ頃の桃を消費者へ届けたい」と話していました。

高品質な梨安定供給へ 一斉査察会ひらく

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測定器を使い梨の果実肥大を確認する部会員
測定器を使い梨の果実肥大を確認する部会員

 福岡県内のJA系統販売シェア約5割を出荷するJAなし部会は6月10日、管内各地区で梨の一斉摘果査察会を開きました。6月下旬から始まる梨の出荷を控え、果実肥大や病害虫の有無など現在の生育状況を確認。栽培技術の統一や出荷規格の高位平準化を図り、高品質な梨の安定供給を図ります。

 筑後地区で開かれた査察会には部会員やJA、関係機関職員ら約50人が参加しました。参加者は各班に分かれて園地を巡回。ノギスと呼ばれる測定器や計数器を使って、果実の大きさや着果量、新梢の止まり具合などを確認しました。また、個々の園地での管理状況や今後の栽培技術について、JA担当職員、八女普及指導センター職員を中心に意見を交換しました。

 令和元年産は、暖冬や少雨の影響で果実肥大の遅れが心配されましたが、ここまで順調に生育。病害も少なく、高品質な梨の出荷が期待できます。同部会では今後「幸水」の出荷が始まり、その後「豊水」「新興」「王秋」「愛宕」と続き、12月上旬まで2,410tの出荷を見込みます。

 同部会筑後支部の角建顕支部長は「着果過多の箇所は摘果をし、大玉生産に向けた今後の作業につなげてほしい」と話していました。

ジベ処理後の房づくり徹底で高品質な黒ブドウ出荷目指す

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房づくりについての説明を熱心に聞く参加者
房づくりについての説明を熱心に聞く参加者

 JAぶどう部会は6月12日、矢部村で、トンネル栽培のブドウ「種無し巨峰」と「博多ピオーネ」の栽培管理講習会を開きました。ジベレリン処理後の房づくりや栽培管理について学び、高品質な黒ブドウ出荷で生産者の所得増大を図ることが目的です。部会員4人が参加しました。

 房づくりは、高品質なブドウを作る上で最も重要な作業の一つで、作業の素早さやタイミングなど、生産者の技術が今後の栽培管理を左右します。

 同村の新原一義さんの園地で開いた講習会では、JA園芸指導課の担当職員が、房づくりを実演しながら説明しました。房づくりは、ジベレリン処理後5日目以降にすることや、実止まりの良い所を軸長5~6cm残すこと、段落としを早くすることで養分ロスを防ぐことなどを申し合わせました。また、1房ごとの着粒数や1本の木における適正な結果量についても確認しました。

 栽培管理では、摘粒作業と並行して副梢(ふくしょう)管理に努めることや、環状剥皮の方法について実践を通して学びました。

 JA管内では黒ブドウは、5月1日から「種無し巨峰」、5月17日から「博多ピオーネ」の出荷が始まっています。JA園芸指導課の担当職員は「中山間地の矢部村では、昼夜の寒暖差が大きくブドウの品質も良い。できるだけ自然の力で色をつけさせてほしい」と呼びかけていました。

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