西日本一のガーベラ生産量を誇る、JA花き部会広川ガーベラ部が6月16日、JA広川地区センターで部会生産販売反省会を行いました。29年度は、改植後の状況確認や土壌改良資材の試験、JA指導員による現地巡回等、高品質なガーベラを安定供給するための活動を計画。共販目標600万本で2億1000万円の売上を目指します。生産者の所得増大と経営の安定化を図る狙いです。
反省会では、市場関係者や部会員、JA担当職員など25人が参加し、前年度の販売実績や今年度の販売方策について意見交換を行いました。
28年度は、日照条件が比較的安定していたため、年間を通して順調に生育し、3月の最需要期には高単価で取引されました。これは、一般の顧客が購入する花の平均単価が下がる中、ガーベラを選んでもらえる機会が増えたことも要因の1つだと分析しています。
9人で構成する同部の栽培面積は2・7ha。135品種を栽培しており、内22品種は新品種です。市場のニーズ等を考慮し毎年同数程度の品種を入れ替えています。
田中祐治部長は「生産技術の確立と選花選別の徹底化で有利販売につなげたい」と話していました。