黒木町の黒木集荷場で、8月26日から始まった秋の味覚、栗の集荷が本格化しています。
令和元年産は、生育期の適度な雨に恵まれ、病害虫の被害も少なく、色艶・大きさ・形とも高品質に仕上がっています。4日は、約200㎏が集荷されました。出荷最盛期の9月下旬には、日量500㎏以上を集荷します。現在、集荷作業は週3日で行われており、9月中旬より連日に切り替わります。青果用は福山市内の市場、菓子用となる原料の栗はJA管内の加工場に出荷されます。10月中旬までの出荷を予定しています。
同集荷場では、「丹沢」「銀寄」「美玖里(みくり)」「ぽろたん」などの品種を集荷。商品性向上に向け、出荷規格に基づいた選別作業を徹底しています。各生産者が収穫後に自宅で、特大・大・中・小に選別して異なる大きさの栗の混入を防ぎ、26mm以下のものは原料として出荷します。また、生産者各家庭や集荷場では、傷、裂果、病害虫の有無や重さなどを厳正に検査し、ネット(530g)に詰めて出荷します。
JA担当職員は「今年産は天候に恵まれ、昨年よりも大玉で収量も期待できる。季節限定の秋の味覚を是非味わってほしい」と話していました。