JAプリンセスマム部会は5月21日、八女市で夏秋スプレーマムの栽培講習会を開きました。
盆出荷に向けて現在の生育状況を確認し、電照ハウス内の消灯時期など、今後の栽培管理について申し合わせました。部会員やJA職員など約30人が参加しました。
講習会では、部会員のハウス2か所を巡回。4月中旬~下旬にかけて定植したスプレーマムの現在の草丈など、生育状況を確認しました。JA花き課の担当職員が、草丈25~30cmを目安に消灯すること、8月下旬以降の作型については開花が早くなるため消灯時の草丈を長くすることなどを説明しました。また消灯後に散布するわい化剤の散布時期や、「セイパレット」など各品種の特性についても確認しました。
同部会では現在、盆出荷に向けて夏秋スプレーマムを約30人が約130a作付けしています。スプレーマムは、芽摘み作業が不要など輪ギク栽培よりも労力がかからないことから、新規栽培者が増加傾向にあります。年間を通して出荷しており、盆や彼岸、年末・正月に最盛期を迎えます。
JA担当職員は「日中の気温が高くなる今後は、病害虫の防除や葉焼け対策など管理を徹底して、高品質なキクの出荷に努めてほしい」と呼びかけていました。