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レア度抜群!?JA産パクチー出荷

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JA管内でただ1人パクチーを生産・出荷している山浦さん
JA管内でただ1人パクチーを生産・出荷している山浦さん

 JA管内の八女市矢部村で、葉物野菜、パクチーが出荷されています。JA管内でパクチーを生産・出荷しているのは同村在住の山浦辰行さん1人だけです。山浦さんは2月6日、JA矢部集荷場に30袋(1袋100g)を持ち込み、福岡県内の市場に出荷しました。

 山浦さんはパクチーを1aで作付け。ホウレンソウなど他の野菜と一緒にハウスで栽培しています。周年で栽培・出荷していますが、夏秋ナスを主に栽培している関係で、冬場から春先にかけて出荷が本格化します。

 パクチーは「コリアンダー」や「香菜(シャンツァイ)」とも呼ばれるセリ科の1年草で、古来から薬草や食草として西欧などで親しまれています。ビタミンなど栄養価が高く、健康や美肌に効果が高いということで、日本でも数年前から消費者の間で話題を呼んでいる人気野菜です。市場からの引き合いも強く、夏場には1袋250円前後で取引きされることもあるそうです。

 山浦さんがパクチー栽培を始めたのは、子どもが量販店で買い物をしていてパクチーの値段が高いことに驚き、山浦さんに栽培を勧めたことがきっかけでした。「防除の必要がほとんどなく、年中収穫できるところがパクチーの魅力」と山浦さんは話します。山浦さんのハウスでは、葉が絡まないよう気を遣いながら丁寧に収穫します。茎や根も食材として使われるので、色や形の美しさにこだわりながら出荷します。

 パクチー栽培4年目の山浦さんは「独特な香りや風味で、好きな人はクセになる野菜だと思う。収益が上がれば今後栽培面積を増やしていきたい」と意欲を見せています。


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