JAリーフレタス部会は、11月21日、八女市で出荷目合わせ会と収穫講習会を開きました。今年産リーフレタスが全国的に豊作で、販売単価が伸び悩む中、市場の要望に沿った高品質なレタス出荷で有利販売につなげることが目的です。部会員25人とJA職員、市場関係者が参加しました。
八女市の井手久幸部会長のほ場で開かれた目合わせ会では、出荷規格や出荷要領について申し合わせました。井手部会長が、収穫したレタスのボードンフィルムへの包装方法や段ボール詰めの方法について実演しながら説明しました。参加者は、実物を見ながら、250ℊ以上のL階級を中心に出荷することや、品物が傷まないよう早朝に収穫することなどを確認しました。
またJA担当職員が、気温が低下してくる今後の栽培管理について説明。平年より気温が高くなると予想されている1カ月先の気象状況について言及しながら、水滴や凍結による葉の傷みを防ぐため、トンネル内の換気を十分にすることなどを指導しました。
今年産リーフレタスは、10月以降の少雨の影響で生育良好。玉揃いもよく高品質に仕上がっています。例年より約2週間早い10月17日から出荷が始まり、11月上旬までの出荷量が前年比対比1,186%と、出荷が前進化し、出荷量が大幅に増加しています。
一方で数量過剰による単価の低迷も懸念されており、同部会では、今後も栽培講習会などを開き、品質面での高位平準化を図ることで、八女産リーフレタスの有利販売や、生産者の所得増大に取り組んでいきます。
井手部会長は「今後の栽培管理については温度管理が重要になる。玉揃いを良くし、市場の方に喜んでもらえるようなサニーレタスの収穫・出荷を心掛けていきたい」と話していました。