
新規就農希望者等を対象に、農業・経営に関する技術や知識習得に向けた研修を行う、JA就農支援センターで11月28日、イチゴ「博多あまおう」の初収穫を迎えました。
平成28年の就農を目指す研修生、油小路隆敏さんと村上泰平さんが、指導に当たるイチゴ生産者の茅島博敏さんとともに収穫の喜びを分かち合い、6パック(1パック300g)の博多あまおうをJA稲富集荷場へ初出荷しました。
JAは、農業担い手の減少や高齢化が進む中、優れた農業担い手の確保や地域農業基盤の維持発展につなげるため、新規就農希望者を育成する同センターを27年9月に開所しました。研修生は、1年間、農業実習や座学などの研修を受けながら作物を栽培し、研修終了後にJAが遊休ハウス等を斡旋、JA管内で就農します。現在、2人の他にトマトでの就農を希望する3人の計5人が学んでいます。
茅島さんが見守る中、研修生の2人は丹精込めて栽培した博多あまおうを笑顔で収穫。着色具合を確認しながら果実が傷まないように丁寧な手つきで作業を行いました。
茅島さんは「イチゴの出来は良く100点満点に近い」と力強く話していました。研修生の油小路さんは「収穫作業は他の作業と全然違う。本当にうれしい。今までの作業が報われる瞬間だ」と笑顔で話していました。
同センターでのトマトの初収穫は、12月中旬を予定しています。