福岡県内のJA系統販売シェア約6割を出荷するJAなし部会は6月16日、梨の一斉摘果査察会を開きました。生育状況を把握するとともに栽培技術の統一・平準化を図り、高品質な梨の安定的な供給を図ります。
同部会員は、全12班に分かれて園地を巡回。ノギスと呼ばれる測定器や計数器を使って、着果量、果実肥大、病害虫の被害の有無を確認しました。また、管理状況や栽培技術について話し合いました。
同部会では、7月上旬から「幸水」の出荷が始まります。その後、「豊水」「新興」「王秋」「愛宕」と続き、12月上旬まで、2600tの出荷を見込みます。
同部会筑後支部大石雅巳支部長は「過去2年間は小玉傾向が続いたが、今年は天候にも恵まれ大玉が期待できる。栽培管理を徹底し、情報を共有しながら収量確保に努めていきたい」と意気込みを話していました。
また同部会では、おいしい八女産梨のさらなる消費拡大のため、量販店などで試食宣伝等のイベント活動や消費者を園地に招き収穫体験を開くなどの、販促活動も計画しています。