八女市の社会福祉法人隆栄会上妻保育園の年長園児27人が3月9日、月1回のお茶の淹れ方教室で1年間学んだ成果を披露しようと、保護者を招待し心を込めて淹れたお茶を振る舞いました。
5年前から取り組んでいる淹れ方教室は、子どもたちに急須で淹れる本当のお茶のおいしい味、さらにお茶を淹れることで相手を思いやる優しい心を育もうと、年間12回開いています。.茶を生産する黒木町茶業青年部(古澤貴俊部長)を中心に日本茶インストラクターの松本美紀子さんや普段は福岡市内で日本茶インストラクターとして活躍されている竹中昌子さん、黒木町で茶を生産する井手研治さんらが指導しました。
園児は保護者が見守る中、1年間学びました、おいしいお茶の淹れ方を披露し「おいしいお茶を淹れました。どうぞ飲んでください」と笑顔で保護者に手渡しました。
保護者は、淹れたてのお茶を口にすると「甘みがあっておいしい。家でも急須でおいしいお茶を淹れてね」と子どもたちに声を掛けました。
淹れ方教室の最後には、家でもおいしいお茶を淹れてもらおうと、JA茶業部会から園児1人1人に、急須をプレゼントしました。
古澤部長は「日本一のお茶ブランド八女茶の生産者として園児たちに、おいしいお茶の淹れ方を一年間しっかり教えてきました。今日は今までの集大成としてお母さんにおいしいお茶を淹れてくれると思う。また、ぜひ家庭でも実践してほしい」と話していました。