JAかんきつ部会温室みかん研究会で7月8日、平成28年産のハウスミカンの出荷が始まりました。
研究会では消費者ニーズに合わせ、着果負荷をかけ小玉で高品質な果実生産に取り組んでいます。また、28年産はかん水量を制限する「水切り」の開始時期を約1週間早め、水分ストレスをかけたことで糖度が増し、小玉で非常に甘く濃い黄色のミカンに仕上がっています。
研究会は初出荷に合わせ、生産者をはじめ、選果作業員を含めた目合わせ会を八女市立花町のJAかんきつ選果場で開き、着色の状態や果実の形状など出荷規格等を入念に確認。選果作業は生産者立会いのもと目視で行った後、糖度・酸度センサーと腐敗センサーを通し機械で行うことで、より高い品質のミカンの出荷を目指します。
研究会は生産者5人で約130aに作付け。生産量は昨年とほぼ同量の70tを計画しています。
古賀浩輝会長は「今年は、天候に恵まれ、糖度がのっている。9月中旬まで出荷が続くので、最後まで高品質なミカンを出荷したい」と話していました。
この日は、約2tのハウスミカンを出荷しました。