立花町のJA白木加工場で、イチジクの加工作業が本格化しています。同加工場では、7月下旬から荷受けを開始し、8月上旬から18日まで、計860㎏を加工しました。現在は週3回、加工作業が行われています。11月下旬まで、約20tを冷凍加工し県外の業者に出荷する他、ジャム加工したものをJA農産物直売所「よらん野」や地元のAコープに出荷します。
同加工場では、「とよみつひめ」「桝井ドーフィン」の2品種を加工しています。約20人の作業員が、作業を分担しながら、荷受けされたものを水洗いした後、皮をむいて4等分に切り、冷凍します。品種ごとに果肉の柔らかさが違うので、果肉をつぶさないように丁寧に作業しています。出荷された原料は、ジャムを主に、パウダーとして使用されることもあるそうです。
JA産イチジクは、濃厚な甘さと香りが魅力で、特に福岡県産オリジナルブランドの「とよみつひめ」は、全国の消費者から人気が高い品種です。
JA担当職員は「果実の中に虫が入っていないか特に気を配りながら、ほぼすべてを手作業で行っている。イチジクは今後旬を迎えるので、店頭で見つけて購入してほしい」と話していました。