JAなし部会で、8月12日から始まった、令和2年産梨「豊水」の出荷が最盛期を迎えています。八女市のJA立野広域集出荷場には、生産者が持ち込んだみずみずしい梨のコンテナが積まれ、活気づいています。現在、連日平均約50tが持ち込まれ、主に福岡県内や関西の市場に続々出荷されています。8月いっぱいまで700tの出荷を見込みます。
中生種の同品種は、果汁の多さと糖度・酸味のバランスが魅力です。今年産は、春先の天候に恵まれず、結実不良を招きましたが、当初の予想より果実肥大は良好となりました。糖度も平年並みと高く食味は良好に仕上がっています。
同部会では、同品種を85人が作付けします。選果場では、作業員が果形や傷等を選別し、その後光センサーにより糖度・熟度をチェック。安全・安心な梨の生産出荷に努めています。
JA担当職員は「剪定や授粉、摘果から適熟収穫まで、部会全体で管理を徹底している。ぜひ多くの消費者においしい梨を味わってもらいたい」と話していました。
今後は、「甘太」「新興」「王秋」「愛宕」と12月まで出荷が続きます。
