地元特産の八女電照菊について学ぼうと、八女市立忠見小学校4年生36人が8月5日、同校の敷地内でキク苗の定植作業に挑戦しました。
苗は、地元生産者で、JA電照菊部会の中園晃二さんが用意しました。児童は、中園さんやJA職員、PTAの説明に従い、2つの鉢に土を入れた後、白菊「神馬」と黄菊「精興の秋」の2品種の苗を3本ずつ、丁寧な手つきで定植。植える苗の深さや間隔に気を配りながら作業を楽しみました。
夏休み期間中は自宅に鉢を持ち帰り、キクの栽培管理・観察を通してキクが育つ過程を学びます。11月上旬に開花予定で、生育過程や八女電照菊について学んだことを授業で体験発表する予定です。
作業後の質疑応答では、菊の種類や、品種ごとの育て方の違いなどについて質問が上がっていました。
体験した久間春陽さんは「初めての体験で楽しかった。夏休みは花が枯れないように大切に育てたい」と笑顔で話していました。