JA電照菊部会青年部は、7月1日から、八女産輪菊のウェブ販売を始めました。8月中旬の盆需要に向けて、新型コロナウイルスの影響で外出を控える消費者に、店頭に出向かなくてもお供え用の菊を購入できるよう配慮しました。
販売するのは、「菊組花セット」と「菊お供え用アレンジメント」(縦型と横型)の3種類。JAが運営するECサイト「よらん野web」と、JA全農が運営するネットショップ「JAタウン」内のJA全農ふくれん「博多うまかショップ」で行う「福岡県ウェブ物産展」から注文できます。販売期間は7月31日までで、8月上旬から順次発送予定です。
商品は、白・黄色の輪ギクとスプレーギク、ユリなどの組花とアレンジメント。アレンジメントは、吸水スポンジに生けておりそのまま仏壇に供えることができます。夏場は水を良く吸うのでこまめに水を切り替えると長持ちします。花の鮮度を保つため、「クール便」で発送します。
仏教では古くから「五供」とよばれるお供え物の定番があり、輪ギクはとげがない白色の仏花として古くから親しまれてきました。JA管内は輪ギク栽培が約70年の歴史を誇る西日本最大の産地で、「八女電照菊」は葬儀需要を中心とした品質の高さと花持ちの良さが特徴です。
JA担当職員は「彩りもあるので仏壇用に限らず、カジュアルフラワーとしても楽しめる。コロナ禍で外出しにくい中でも家庭に飾って、和やかな気持ちになってほしい」と話しています。