JA中玉とまと部会で、夏秋ミディトマト「はなひめ」の出荷が順調です。品種は「フルティカ」で、「はなひめ」はJAオリジナルブランド。夏秋・冬春の2作で、年間通して出荷されています。夏秋物は5月30日から出荷が始まりました。
出荷本格化に合わせ、6月24日には、JA黒木集荷場で目合わせ会と栽培講習会を開きました。
同部会は、平成30年度に、販売数量・販売金額ともに過去最高を達成。昨年8月にJAで20番目の部会として設立。現在、部会員33人で約8haに作付けしています。年間通して約800tの出荷を見込んでいます。
目合わせ会では、夏秋ミディトマトの出荷規格の確認や販売計画について意思統一が図られました。
栽培講習会では、八女普及指導センター職員が梅雨時期における栽培管理の指導を行いました。高品質なミディトマトを作るために、温度管理(今後は特に高温対策)、肥培管理(かん水・施肥)を行い、草勢を維持していくことが重要となります。
JA担当職員は「草勢を適正に管理することで品質が向上する。暑い日が続くと草勢が弱くなるため、梅雨時期は草勢回復のチャンスだ。栽培管理を徹底し、高品質なミディトマトの出荷に努めてほしい」と話していました。
この日(24日)は、約2.5tがJA黒木パッケージセンターに持ち込まれ、福岡や関西・関東の量販店などに出荷されました。夏秋ミディトマトが最盛期を迎える7月下旬には、日量8t以上を出荷します。11月まで続き、年間通して約800tの出荷を見込んでいます。
昨年の部会設立から初めての夏秋ミディトマトの出荷となるため、栽培管理方法や基準など一部定まっていない部分について部会員間で情報を共有するほか、定期的な勉強会を開くなどして、高品質なトマト栽培に繋げています。
また、同パッケージセンターでは、契約取引先の要望に応じた規格でパック詰め。約30人の作業員が品質を厳密に確認し手作業で選果することで、有利販売や生産者の労力軽減につなげています。