福岡県、福岡県特用林産振興会が主催する令和2年度「第50回福岡県椎茸品評会、第38回福岡県椎茸ほだ場コンクール」の表彰式が上陽町のJA上陽野菜低温集荷場で開かれ、椎茸品評会:乾椎茸の部で同町の井上重成さん、生椎茸の部で同町の井上美佐子さんが最高賞の農林水産大臣賞を受賞しました。他にも、林野長官賞、福岡県知事賞など上位の賞を、ほぼJA管内の生産者で独占しました。
福岡県は、キノコ類の生産量全国3位を誇る有数の産地。中でも、同町の山間地で作られる原木栽培のシイタケは、肉厚で食味・風味が良く関係者からの評価も高いです。県でも、シイタケのロゴマークを作成し、博多駅前での販促活動を行うなど、県産シイタケのブランド化や生産基盤の整備が進んでいます。
表彰式で、同振興会の桐明和久会長は「病気などの免疫を高めるうえでもシイタケの効果があるといわれている。多くの消費者に、特産シイタケを味わってほしい」と話していました。
JAしいたけ研究会の馬場喜生会長は「県外から関係者が視察に来るなど年々県産シイタケの認知度が上がっていると感じる。今後も栽培管理に励んでいきたい」と抱負を述べていました。
表彰式は、例年福岡県庁で開かれていますが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、規模を縮小し、受賞者・関係者ら約20人での出席となりました。