西日本一のガーベラ生産量を誇るJA花き部会広川ガーベラ部は、集荷場横にあるガーベラ直売所に設置する花の本数を増やし、花の消費を盛り上げています。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、卒業式や入学式などイベント需要のある花の販売が苦戦する中、消費者に1本でも多くのガーベラを気軽に購入してもらおうと取り組んでいます。
八女郡広川町にあるJAガーベラパッキングセンター内に設置している無人直売所では、ガーベラシーズンを迎えたことで、1日に設置する本数を、約100本から300本に増やしました。花の長さが足りないものや茎が若干曲がったものなど、市場へ出荷できない花を1本20円、出荷同等品質のフラワーキャップ付きの花を1本25円(すべて税込)で販売。生産者が持ち込んだ新鮮で色とりどりのガーベラ約80種類が並びます。消費者に新鮮なガーベラを提供できるよう、JA職員や同センター選花員が毎日花に水を与え管理しています。
同直売所のガーベラは、日持ちの良さや、価格の安さ、色の豊富などが口コミで広まり、遠方から訪れ購入する消費者も多いそうです。
同センターのJA担当職員は「ガーベラは今後出荷最盛期を迎える。家にいる時間が長い中、気軽に購入し飾って楽しんでもらうことで、消費の底上げを図っていきたい」と話していました。
営業時間は午前9時から午後3時で店休日は毎週木、日曜日となっています。