JAすもも部会は、3月6日、黒木町で開花期の栽培講習会を開きました。5月下旬から始まるスモモの収穫に向けて重要な受粉作業や、温湿度管理を徹底し、収量増につなげることが目的です。部会員やJA職員、八女普及指導センター職員ら約20人が参加しました。
令和2年産は、暖冬の影響で開花が例年より早く、2月下旬から始まりました。品種ごとに開花期のずれが生じているため、受粉樹の確保対策や開花調整を徹底し、結実の安定を図ることを確認しました。今後本格化する受粉作業では、受粉に適した温湿度やサイドビニール開放による低温障害の回避策などについてJA営農指導員から説明がありました。
また、受粉の方法や、受粉時の交配親和性、防除の時期についても、園地に咲く花や資料を見ながら確認しました。
同部会は今年産を56人が約16haに作付けします。ハウス栽培の「大石早生」を皮切りに、「ソルダム」「サンタローザ」「貴陽」「太陽」など、8月中旬までリレー出荷が続きます。
JA担当職員は「今後の受粉作業と栽培管理が1年の出来を大きく左右する。暖冬の影響で管理が難しいが、一つでも多くの実をならせてほしい」と話していました。