正月の縁起物として飾られ、三種の神器の一つの「剣」に見立てられる「黒木串柿」が、12月20日、黒木町のJA黒木地区センターで集荷されました。今年産は生産者3人で、約230㎏を、23日に長崎県内の市場に出荷します。
同町の特産「黒木串柿」は、10月下旬から11月上旬に収穫した渋柿を、皮をむき、竹串に刺して家庭の軒下などで天日干しにします。21日には、生産者から集荷した串柿をJAの倉庫で丸1日保管し燻製。その後職員が形、色付き・乾き具合などを確認し等級ごとに仕分け・梱包しました。
串柿は、10個の渋柿を横向きに並べ竹串に刺し、5本の竹串を稲わらでつなげたものを2さげで1連とします。5連で1把とし、1把につき500個の渋柿が連なります。家内安全や健康祈願を込めて、家庭で飾られています。
JA担当職員は「今年は日照不足などの影響で収量は例年よりやや少ないが、品質は良好。正月の縁起物として、多くの人に飾ってもらいたい」と話していました。