JAプリンセスマム部会は、八女市で11月28日、スプレーマムとピンポンマムの現地検討会を開きました。今年産の生育状況を確認し、年末の需要期に合わせた集中出荷で、生産者の所得向上を図ることが目的です。生産者や市場関係者、JA職員ら約40人が参加しました。
現地検討会では、生産者の園地3か所を視察しました。定植時期やハウス内の消灯開始時期、施肥の量や暖房の温度などを確認し、需要期である年末出荷に間に合わせるための生育状況目合わせをしました。
また、JA花き課の担当職員が、例年よりやや前進傾向での生育状況を踏まえ、極端な低温管理を行わないことや、生育が遅れているほ場では、日中の加温も考慮することなどを指導しました。
今年の年末は35人が約275aに作付け。12月20日~26日に最盛期を迎え、スプレー・ピンポンマム合わせて約82万6千本を関東や関西・九州の市場などへ出荷する予定です。
同部会の中野一義部会長は「令和元年産は、豪雨や台風などもあり栽培管理が大変だったが、ここまで概ね順調に生育している。需要期に高品質な花を集中出荷できるよう、部会一丸となって取り組んでいきたい」と話していました。