JAぶどう部会で、10月28日から、希少性の高い2度切りブドウの出荷が始まりました。初出荷の28日は、八女市黒木町のJA黒木集荷場に約400ケース(1ケース1.2㎏)が持ち込まれ、福岡県内の市場に出荷されました。10月下旬までに約1・5tを出荷し、季節限定での販売となります。
2度切りとは、5~6月に収穫したハウス栽培の園地で年内にもう一度収穫を行う栽培方法。収穫が終わった6~7月に枝を剪定し、日照時間が長い夏場に枝を伸長させ翌年の花芽を着けさせ収穫します。県内では当部会のみが行っています。全国的にブドウが少ない11月に巨峰が味わえることや夏場に出荷する巨峰に比べ若干粒が小さく食べやすいこと、また、糖度も17度を超え消費者からの人気も高いです。
同部会では、令和元年産2度切りブドウを、3人が約1haに作付けしています。集荷場に持ち込んだ生産者は「今年産は夏場の天候も良く、生育が良好だ。この季節にしか味わえない珍しいブドウの味を是非楽しんでほしい」と話していました。