JA管内の八女市の田んぼで、6月24日、八女市立長峰小学校5年生児童60人と、福岡県立八女農業高校生産技術科の生徒12人が田植え体験で交流を深めました。
体験は、八女市のイチゴ農家、樋口賢治さんら地域の生産者が、昔ながらの手植えで田植えを体験し、米作りの大変さや大切さを知ってもらおうと、同小学校児童を対象に毎年開いています。樋口さんらの呼びかけで、昨年から同高生徒と保護者が体験に加わりました。
体験では、児童は樋口さんから説明を聞いた後、横一列に並び、植える場所やコツなどを同高生徒に教わりながら丁寧に手植え。泥んこになりながら、約1時間の体験を通して交流を楽しみました。体験した児童は「普段食べているお米がこんなふうに作られているのを知れて良かった。秋の収穫が楽しみ」と笑顔でした。
樋口さんらが提供し田植えをした田んぼは、同小学校の合言葉にちなんで「峰の子ガッツ田」と名付けられています。同小では、収穫した新米を「長峰ガッツ米」名付け学校行事などで販売し、体験活動を発表するなど、地域を巻き込んだ食育活動に取り組んでいます。
田植えを指導した樋口さんは「今年はみんなの頑張りのおかげで、例年よりも多くの苗を植えることができた。お米作りをより身近に感じてもらうことで『食』への感謝に繋げて欲しい」と話していました。