JAぶどう部会青年部黒木地区が6月11日、青年部が管理する約15aのブドウ苗床ハウスに八女市立黒木西小学校4年生18人を招き、地元特産品であるブドウについて学んでもらおうと、ブドウ「種無し巨峰」の摘粒作業体験を開きました。
この体験は、摘粒や収穫を通して、児童に地元特産品について学んでもらうとともに農業の大切さや魅力を伝えようと、青年部と小学校が協力して毎年開いています。
摘粒体験では、各班に分かれた児童たちに青年部員がつき、適粒作業のやり方やコツを熱心に指導。児童は、房の中に入り込んだ粒をハサミで器用に切り取り、きれいな卵形の房になるよう作業に励みました。
体験は、青年部が共同で管理するハウス内の1本の木を平成20年に同小学校へ贈呈したのが始まり。ハウスは同小学校の通学路に面しており、児童たちは、毎日ブドウの成長過程を観察するとともに、日々管理している青年部員たちとの交流も楽しんでいます。作業を体験した鴫山陽向くんは「きれいに切り取るのが難しかったけど楽しかった。収穫して早く食べたい」と笑顔で話していました。
作業を終えた児童に対し、加藤聖二部長は「夏休みが終わるころには大きくておいしいブドウが収穫できると思うので、楽しみに待っていてほしい」と話していました。