JAと㈱リョーユーパンは、「八女伝統本玉露」を生地とクリームにふんだんに使った「八女伝統本玉露ロールケーキ」と、「八女伝統本玉露の大福」を共同開発し、12日からローソンで発売が始まりました。
JAとリョーユーパンが提携して八女伝統本玉露を原料にしたスイーツをローソンで発売するのは、平成28年の「プレミアムロールケーキ」、29年の「蒸しパン」「クリームチーズケーキ」に続き3年連続3度目。28年に発売した「プレミアムロールケーキ」が、発売後5日間で販売数が1万個を超えるなど好評だったことから、今年も販売に踏み切りました。
今回発売する「八女伝統本玉露ロールケーキ」と「八女伝統本玉露の大福」は、生地とクリームに玉露をふんだんに使用。玉露の豊かな風味とクリームや白あんが相性抜群の上品なスイーツに仕上がりました。ロールケーキは1個295円、大福は1個150円(ともに税込)。九州エリアのローソンで、数量限定で発売されます。
八女伝統本玉露は、平成27年12月に、国の地理的表示保護制度(GI)において、茶では全国で初めて登録されました。一定期間稲藁などで畑を遮光し、茶葉を丁寧に手摘みで収穫する“伝統技法”で生産された希少価値の高い茶葉は、国内外の市場から高い評価を得ています。昨年開かれた第71回全国茶品評会「玉露の部」では、4年連続で最高位の農林水産大臣賞を受賞しました。現在、市やJA茶業部会、茶商などを中心に、世界へ販路拡大事業を進めていますが、一方で、高級感のある玉露をさまざまな世代の消費者に手頃な価格で親しんでもらおうと、スイーツの開発にも力を注いでいます。
また、福岡県と㈱ローソンは、25年3月に包括連携協定を結び、県産農産物を使用した商品の開発・販売を通して、地域の活性化や県民サービスの向上に努めています。
JA担当職員は「お茶を淹れる習慣が少なくなった昨今、若者からお年寄りまでさまざまな世代が玉露を『食べる』ことで、お茶に親しんでもらえたらうれしい」と話していました。
商品の問い合わせは、JA八女茶加工センター、℡0943(23)3110、FAX0943(22)3825。