JA花き部会シンテッポウユリ部は、3月29日、シンテッポウユリの現地互評会をJA管内で開きました。部員やJA職員、八女普及指導センターなど関係者ら9人が参加しました。
互評会では、各部員の育苗ハウスや畑を巡回し、育苗状況や栽培管理方法などについて確認しました。また、JA担当職員が平成30年産の栽培管理について説明しました。
巡回では、黒木町大淵の山間地で栽培する生産者、西尾誠さんの棚田状の畑を視察。参加者は、定植後の灌水(かんすい)管理や生育状況について意見を交換しました。
シンテッポウユリは、種子から苗を育て定植して3カ月半程度で収穫する新しいテッポウユリです。11月中旬から播種が始まり、7月上旬に収穫が始まります。山間地から平坦地まで作付けでき、上向きでラッパのような形をした純白の花が特長。冠婚葬祭など国内市場での需要が高いです。
29年産は高温・少雨の影響で出荷が遅れ販売単価が伸び悩みましたが、今年度は旧盆の需要期に出荷供給できるよう栽培管理に努めています。
同部は9人で約80a作付けを計画しており、今年産は約19万本の出荷を見込んでいます。