
生け花や寄せ植えなどに使われる正月飾りに欠かせない常緑樹「千両」の収穫が12月8日、JA花き部会で始まりました。
広川町の上広川選果場では、持ち込まれた千両をJA職員が実つき、葉色、ボリュームを基準に厳正に選別した後、赤い実が落ちないように丁寧に取り扱いながら鮮度保持包装紙で包み、赤い文字で「広川千両」と入った出荷箱に梱包。4,620本の千両を県内や関西の市場へ初出荷しました。
強い日差しを嫌うためハウスに寒冷紗などを掛け遮光しながら栽培する千両。現在、生産者2人が生産しています。平成27年度の出荷量は、夏場の猛暑の影響で例年に比べ少なく約7,000本でしたが、28年度は天候にも恵まれ1万3,000本の出荷を計画しています。出荷は14日までの予定です。
同町で千両を生産する田中健一さんは「今年の夏があまり暑くなかったので出来が良い。実が多くつき、葉色も緑色が濃いなど品質は上々だ」と笑顔で話していました。