JAたけのこ部会で12月7日から、えぐみが少なく風味豊かな「早掘りタケノコ」の出荷が始まりました。当日は約63kgを関東・関西の市場へ向け初出荷しました。4月上旬に最盛期を迎え、4月下旬まで出荷は続く予定です。
平成28年産は、多くの部会員が裏年にあたるため、昨年より生産量は若干減る見込みであるものの、大きさ、品質はともに良好。収穫量は産地全体で2,000tを見込み、部会員670人で販売高4億円を目指します。
日本一のタケノコ生産量を誇る同部会では、安定した生産量を確保するため、年明けの現地講習会の実施や徹底した伐竹作業に取り組み、裏年・表年のない竹林管理に努めています。また、生産者の高齢化に伴い、竹林内の道路整備や伐竹した竹やタケノコを運搬する運搬車の導入、集荷の簡素化など、生産労力の省力化を目指す取り組みにも力を入れています。
他にも、消費宣伝活動として試食会を開き、新しい食の提案に取り組むなど、八女産タケノコのPRに努めています。
JA担当職員は「春を代表する旬の作物として4月下旬まで出荷が続きます。おいしい春の味覚をぜひ多くの方に食べていただきたい」と話しました。